こんにちは!
今回は、懐かしい空気感がたまらない、レトロな本と漫画をご紹介します♪
3作品とも雰囲気はそれぞれ異なりますが、読んでいるとその時代の空気につつまれるような、
気持ちがほわっとほどけていくような、なんだか癒しの効果がすごい作品たちなのです。
おまけで、電車で読むと危険なおもしろ漫画も1冊ご紹介します(笑)
個人的に、夏に読むのがぴったりな気がする4作品。
気になった方は、この夏ぜひ読んでみてほしいです♪
夏って、『本を読む』。それだけでもなぜか想い出になるんですよね・・
- レトロな雰囲気がすき
- 日常系の作品がすき
- マイペースな心を持ちたい
- 懐かしい気持ちに浸りたい
るきさん/高野文子
るきさん/高野文子
とってもおすすめな漫画、るきさん。
主人公るきさんと、親友えっちゃんとの日常の物語。
第一版は1996年、平成初期の頃に発売された作品です。
レトロというにはまだ最近かもしれないけれど、平成初期の独特な穏やかな空気感に本当に癒されるんです♡
- るきさんの生き様が素敵
- 平成初期の穏やかな空気を絵から感じられる
- なんてことない日常に癒される
るきさんの生き様に憧れる
作品で私が一番すきなポイントは、るきさんの生き様!
るきさんは在宅でできる保険のお仕事をしている、おそらく30代(?)の一人暮らしの独身女性。
読書がすきで図書館に通い、普段は自炊で外食はたまに。趣味は切手集めです。
物事を深く考えずに、今あるものをすんなりと受け止めて生きているというか・・
『自分の人生をいつだってすごくたのしんでいる!』というスーパーポジティブな感じではないのだけど、
マイペースにだったらそこそこ毎日をたのしんでいるようにみえて、
ああ、そうだよね。これでいいんだよね。
という漠然とした安心感が湧いてくるんです。るきさんをみていると。
丁寧ではあるけれど雑なところもあって、人目を気にしないようなところもあって、
相手が子どもだって遠慮せずに(大人気なく)文句を言ったり。
言いたいことははっきりと言うけれど、悪口は言わないし、きっと家に帰ったらイヤなこと忘れちゃうタイプ。
自分のすきなものはすき、やりたいことをやる、イヤなことはイヤ、周りの人は関係ない。
こんなシンプルなことに気付かせてくれて、生きやすさを提案してくれるような作品です。
こうしたいと思ったら、即行動に移すところもすき♪
親友えっちゃんとの仲にほのぼの
るきさんの親友のえっちゃんもまた一人暮らしの独身女性。
毎日を淡々とマイペースにこなするきさんに対してキャリアウーマンのえっちゃんは、
彼氏がほしい・結婚願望あり・現状にやや不満ありの標準な(?)タイプ。
るきさんのお世話係のような一面もあって、ふたりのやりとりにほのぼのします。
平成初期といえば
携帯電話がまだあまり浸透していなかった頃なので、ふたりは家の固定電話(るきさんは黒電話)で連絡を取り合っているんです!
ビデオが故障してしまって録画を頼んだり、説明書をなくしてタイマーの設定方法を聞いたり。
いい時代だったよなあと、懐かしい気持ちになってほのぼのしちゃう。
ふたりとも一人暮らしで、お互いの家をしょっちゅう行き来しているのにも憧れます。
私は小学生の頃、お友達と家のFAXでやりとりしてました♪
なんてことない日常に癒される
絵柄とお話の雰囲気が、どことなく『サザエさん』に似ている気がします。
私の特にすきなエピソードはこちら。
- 1話目の、るきさんのだいたいの一日の流れ
- お風呂で丸一日過ごす妄想をする話
- 雨続きで洗濯物が乾かない話
- 食べてたおせんべいを落としちゃう話
- 冬のお風呂がすきな話
るきさんの日常の中での、マイペースさにほっこりします。
どれもなんてことない日常のエピソードなのですが、なぜだかマネしたくなるんですよね♪
るきさんのお家がレトロなのもたまらない!
きれいな色とことば/おーなり由子
きれいな色とことば/おーなり由子(絵と文)
こちらは、エッセイ本です。
おーなり由子さんからみた世界が繊細できれいで、心洗われるような一冊です。
おーなり由子さんというと、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんとお友達の方というイメージがありました。
小学生の頃ちびまる子ちゃんの漫画をよく読んでいて、ももこさんが由子さんと温泉に行ったとおまけページに書いていたのが印象的でした!
- 水彩画のような淡く儚い文章
- きれいな色の絵の具絵がたくさん
- 自然や、日常のあらゆるものがかわいらしくみえてくる
読んだ感想はただひとつ。
こんなに淡くて儚く、きれいな文章があるのか・・!
おーなり由子さんの記憶なのに、なぜだか遥か前の、私の記憶な気がしてしまうのも不思議。
食べたことがないのに、懐かしい味がしてしまう時ありませんか?あの感覚と似ている。
私にとっては、そんな本でした。
今現在の世界が色つきにみえるというよりも、小さい頃、特に小学生の頃の記憶が蘇ってきました。
絵本を読んでいるような、絵日記を読み返しているような。そんな気持ちになりながら。
不思議なのだけど・・どうしてだろう?
だからなのでしょうか。レトロな本だなって感じてしまうのです。
- プールの水色
- 紅茶教室
- 豆びいき
- あこがれサイダー
夏がすきなので、涼しげな夏エピソードにやはり惹かれがち。
タイトルも全部素敵なんです。
絵本や詩がお好きな方には特におすすめな一冊です。
最初の、ひとくち/益田ミリ
最初の、ひとくち/益田ミリ
益田ミリさんが『はじめて出会った味』をどう感じたかについて書かれたエッセイ。
4コマ漫画もついてるよ♪
- なつかしいお菓子にきゅんきゅんする
- 『わかるわかるー!』なお菓子あるあるがおもしろい
- 頭を使わずに読める
益田ミリさんは大人気の作家さん。
漫画も描かれる方ですが、いつも痛いところをつくというか(笑)着眼点がさすがですよね。
益田ミリさん原作の『僕のねえちゃん』のドラマも本当にいい!のでみてほしい!
なつかしいお菓子にきゅんきゅん
ピノ、エンゼルパイ、フルーチェなどなど。
今でも売られているけれど、個人的には小さい頃以来ほとんど食べなくなったのでなんだか懐かしくてきゅんとしました。
キャンディ・キャンディのアイスなど知らなかったお菓子を知れたり、
ハーゲンダッツが日本上陸した時の話は、なんだか感慨深かったです。
今ではコンビニですぐに買えるもんね。
それぞれ益田さんのはじめて食べた時の感想が書かれているのですが、
『わかるわかるー!』なエピソードも満載なのでとてもたのしく読めます♪
それはでも個人差あり?(笑)
『おもいでおかし』コーナー
思い出のお菓子のことを振り返るコーナーが全12回あるのですが、
ここに出てくるお菓子がまた懐かしいのです!
不二屋のペロペロキャンディーや、マーブルチョコ、プッチンプリンに、たまごアイス!
不二屋のペロペロキャンディーは、ペコちゃんのイラスト入りの袋に包まれてるやつです。
分かる人いるかな?!
小さい頃にやっていた人も多いのでは?!な、変な食べ方を紹介してくれるのもおもしろい(#^.^#)
昭和の香りを感じるエッセイ
お菓子だけでなく、食べ物や飲み物についても書かれています。
益田さんの小さい頃〜学生時代のエピソードとともに書かれているので、
昭和の香りを感じられるのもたまらないです♪
雰囲気でいうと、ちびまる子ちゃんに似てる?
全部のお話がすきですが、『手作りホットケーキ』に出てくるママ・レンジが印象的でした。
子ども用おもちゃなのですが、本物のホットケーキを作ることができるそう!
私も小さい頃、『本当にできる!』おもちゃがすきだったなあと思い出しました。
自分が持っていて印象的だったのは、髪をカットして遊べるお人形。
お人形の頭に穴が空いていて、そこから毛糸の髪を出して好きなようにカットしたりアレンジできるんです。
毛糸の髪は、付け替え用としていろんなカラーが売られていました。
ヘアアレンジの見本のチラシが付いてきて、それを毎日眺めながらワクワクしていたのが懐かしい〜♡
このお人形の商品名、検索しても一切ヒットしないので分かる方ぜひ教えてください!
まるごと 腐女子のつづ井さん/つづ井
まるごと 腐女子のつづ井さん/つづ井
こちらは漫画です。
レトロ本とは離れてしまうのでおまけとしてご紹介させていただきますが、
もう、ほんっとーに、おもしろい!だいすき!
らくがきのような絵柄(けど表情がかなり絶妙)もまた笑いを誘う…っ!
主人公のつづ井さんはタイトル通り腐女子なのですが、それはもう真剣にオタ活なさってる方です。
オタクのお友達と日々オタ活に励んでいるのですが、
思わずオタ活したくなっちゃいます(#^.^#)
それと、なにかに夢中になりたくなる!
何冊かの単行本をまとめた一冊なので、この分厚さ。読み応え抜群です。
文庫本サイズなのもうれしい♪
けど持ち運びは注意です!笑っちゃうので・・
ひとり一冊は持ってた方がいいと思います(笑)
\ 大人気つづ井さん!/
まとめ
いかがでしたでしょうか。
レトロな雰囲気がたまらない3作品と、おもしろオタクの日常1作品。
どれもとってもおすすめなので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね♪
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!
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